財務、税務、会計

レモンの市場の話「経済学部必須」

投稿日:

f:id:TurezurePudding:20190612224202p:plain

今日は最近の財務会計の勉強の中で

ちょっとインパクトをうけた話を書きます。

 

皆さんは「レモンの市場」とか「レモンの原理」という言葉聞いたことありますか?

経済学部のひとや、株式投資に興味がある人はもしかすると

一度は耳にしたことがあるかもしれません。

 

 

1970に書かれた論文の名前であり、その著者でもある2001年ノーベル経済学賞受賞者G・アカロフ博士の提唱した原理の名前でもあります。

 

一言で言うならば、

その「効果」名前なんだっけ、、?

に出てくる腐ったリンゴ現象のような状態です。

 

 

レモンの原理の「レモン」とは

ここで言う「レモン」は、あの酸っぱいヤツのことではありません。

最近のヒットソングの名前でもありません。

 

ロングマン英英辞典でレモン(limon)と引くと

3 [uncountable] (also lemon yellow) a pale yellow colour4 [countable] especially American English informal something that is useless because it fails to work or to work properly I soon realized the van was a lemon.5 [countable] British English informal a silly person

と出ます。

この4の部分を訳すと「(スラングで) 役に立たない」という意味で

使われていることがわかります。

この論文では、外見はオレンジに似ているが、中身は酸っぱくて食べられないという

欠陥品の例えとして用いられています。

f:id:TurezurePudding:20190513031302j:image

 ちなみに、アメリカでは、欠陥品=レモン に対比するものとして質のいいもの=ピーチが使われます。

レモンの説明はこれまでにして

原理の内容と解説に入っていきたいと思います。

レモンの原理とは

中古車市場の例

レモンの原理の説明として必ず使われる例としては中古車市場の話が出てきます。

依然の日経新聞でも中古欠陥車をレモンとして表現している記事もありました。

レモンの原理 :日本経済新聞

今回もこの例を使って説明していきます。

 

情報の非対称性の話

 アナタが中古車専門店に行ったとしましょう。

しかし、アナタはその店に初めていくので

その店にどんな中古車が置いてあるのか知りません。

その店に行くとAの車とBの車が置いてありました。

その中から車を選ぼうとしましたが

パッと見で、外に並んであるAとBの実物をみてもその車の良し悪しについて

判断できません。(事故歴や、破損個所、走行距離etc)

 

困りました。

そこで店員さんに聞きます。

「車を買いたいのですが、AかBどっちの車がいいでしょうか?」と

 

そこで店員さんにオススメしてもらうことになりました。

この店員さんは、そのお店の人なので

初来店のアナタよりもどの車がいい状態で、どの車が破損寸前の車なのか知っています。

 

この時点で、明らかにアナタよりもお店のほうが車に関しての情報は多いですよね。

この状態を「情報の非対称性」といいます。

 

情報の非対称性から市場の崩壊

始まり

アナタにオススメを聞かれた店員さん。

どちらを、勧めるか商品を見ます。

 

置いてある車のスペックですが

  • Aの車はぱっと見は普通ですが、走行距離が30万キロ、内部はそうとう損傷しています。売れたものではありません。
  • BはAと変わらぬ見た目ですが、走行距離100キロ、内部も新品同様オーバーホールしてあります。

 

ここで店員は考えます。

(この買い手はどうも車のことについて素人だ、質の悪いAのほうを買ったとしても

わからないだろう、儲けてやろう、シメシメ)と。

 

そして、アナタに粗悪なほうの車を売りつけます。

f:id:TurezurePudding:20190513021958j:image

不信感の広がり

アナタは、いい買い物をしたとその時は満足して帰りますが

やがて車が壊れてから気づきます。「欠陥品を売りつけられた」

 

その噂は、どんどんと広がっていきます。

そして、アナタを含む消費者は

正当な金額を出して、欠陥品を買わされることが怖くなります。

なので、低い金額しか出さなくなってしまいます。

 

崩壊

そうなると逆に、店の人たちは

まっとうな品物を売ることが馬鹿らしくなり、真面目にモノを売っていた店が儲からなくなります。

 

こんな心理状態の働いた市場に存在するのは

低い金額しか出さなくなった消費者と、粗悪な品物しか売らない業者のみです。

 

そうして、消費者はお金を使わなくなり市場は崩壊していきます。

 

 

 以上が市場が崩壊する、理論です。

 

崩壊を止めるには?

崩壊を止めるために、策を考えるとするならば

  • 規制をかける
  • 信頼できる評価を促す
  • 質の良い品を投入する

といったことが考えられます。

 

規制は製品の流通に法的規制をうながして、粗悪な品物が出回らないようにする

というようすることであり、

評価は、アマゾンや食べログレビュー機能のように、

消費者も評価できるシステムを導入する

などなどいろいろと考えられます。

 

しかし、今回この記事をかいて一番言いたかったこととして

やはり

「情報の非対称性をなくす」

ことが根本的な改善になると考えています。

f:id:TurezurePudding:20190513022116j:image

今日の「市場」ではモノやカネが流れる大元として

「株式」の売買が主流です。

その株式市場において、取引される財貨についての情報提供をし

非対称性をなくすために、企業の公平な情報である

財務会計の必要性が問われると思います。

財務会計によって、公正に妥当に判断できるようにすることが

非対称性の解消の一歩だと思います。

 

財務会計については、別の記事で説明したいと思います。

 

 

 

 

 

 

-財務、税務、会計

Copyright© 徒然なるプリン日記 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.